概要

NewtonSuite-RSCalcは、ニュートンワークスが独自に開発したラジアルシールのしゅう動時または回転時の弾性流体潤滑/流体潤滑を計算するプログラムです。FEM計算などから求まるシール構造の接触力分布、潤滑面の変形形状や剛性から流体膜厚、せん断応力、予測漏れ量などのシール特性を計算します。

rscalc のイメージ

計算モード

RSCalcには次の計算モードが用意されており、目的の計算に合わせて利用できます。

  • IHLモード : しゅう動シール問題のためのレイノルズ方程式の逆計算手法
  • FHLモード : しゅう動シール問題の潤滑圧力とシール面変形の双方向連成計算手法
  • RHLモード : 回転シール問題のための流動潤滑計算

標準ツール

RSCalcには次の標準ツールが用意されており、RSCalcの利用を助けます。

  • RSCalc - ADINAインターフェース
    シール剛性に必要な情報をADINAを用いて自動計算/自動結果抽出するためのRSCalc利用支援プログラムです。
  • ASP-μ/RSP
    面粗さ測定データからRSCalcの入力に必要な面粗さ特性を算出するプログラムです。

推奨環境

OS Windows 10以上(64bit)
メモリ 2GB以上推奨
ディスク 80GB以上
ライセンス形態 ファイルタイプ(ノードロック/フローティング)