概要
NewtonSuite-POD はデータの分析、可視化、そして予測に用いることができるツールです。
とくにFEMモデルのパラメータスタディの結果として得られるカーブや面圧分布の処理に特化しています。
背景
FEMの計算結果は節点毎の時間・空間的な広がりを伴ったデータです。こうしたデータを分析するためには、より少数の評価指標(特徴量)を定義する必要があります。
本来、望ましいのは設計意図に基づいて定義された評価指標を用いることですが、経験の浅い領域においてそのような素性のよい評価指標をあらかじめ定めておくのは困難です。
NewtonSuite-POD ではこのようなケースを想定し、機械学習的でありつつ、ユーザーが根拠を判断できる数学的手法に基づいて特徴量を作成し、可視化します。
また作成した特徴量に基づいて新たなデータの予測を行うことで、計算資源を要するFEM計算を過度に反復することなく、ユーザーの設計を支援します。

機能
簡易なGUI
数理的な専門知識なしにデータの読み込みや可視化処理ができるGUIが登載されています。
とくにFEMの結果表示に適した可視化ツールが付属します。
特徴量の作成と可視化(主成分分析)
データを読み込み、特徴量を作成することで2次元ないしは3次元の散布図を用いて可視化することができます。
また散布図にはラベルを表示したり、パラメータ変更を追うための折れ線を表示したりする機能を備えています。
高次元データの予測
作成した特徴量に基づき新たなデータを予測することができます。
また特定のパラメータをスイープさせて漸次的に予測を行うなどの補助機能を有しています。
作成した予測ロジックはModelica形式で書き出し、SimulationX等で利用することができます。
動的モードの計算
時間空間データに対し、時間発展を線形で近似し動的モードを求めることができます。
また動的モードを用いて状態空間形式で書き出すことで系を縮退、利用することができます。
推奨環境
OS | Windows 10以上(64bit) |
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メモリ | 8GB以上 |
ディスク | 80GB以上 |
ライセンス形態 | ファイルタイプ(ノードロック/フローティング) |