非定常計算機能
SimulationXの非定常ソルバーは、インタープリター型とコンパイラ型が用意されています。動作確認にはインタープリター型を、高速演算にはコンパイラ型を、と使い分けることができます。
実時間連動モードに設定すると、対話型の操作でモデルを操作することが可能になります。
振動解析機能
SimulationXでは非定常解析機能に加えて、固有値計算など振動解析に役立つ解析機能が用意されています。
固有値解析(Natural Frequency And Mode Shape)
モデルの固有値や固有ベクトルを求めることが可能です。
モデルの中で、支配的な周波数を確認するのにも役に立ちます。
入出力(Input Output Analysis)
任意の状態での入力と出力の関係を求めることが可能です。
システムとしての状態空間モデルを作成することも可能です。
回転次数比解析(Order Analysis)
入力角速度と振動の関係を次数比の形で表示することが可能です。
非線形定常解析(Steady State Analysis)
非線形性を持つ現象の周波数特性は、周波数を上昇させる場合と下降させる場合で異なる特性を持ちます。
この機能では、その特性を求めることが可能です。
設計値変更計算(Variant Wizard)
複数パラメータを自動的に振り分け計算する機能です。繰返し計算やパラメータ変更の影響を確認できます。
Power Balance
投入したパワー(単位時間のエネルギー)を、外部に作用するパワー、内部に蓄えられるパワー、損失するパワーに分類して効率を判断する基準を与えてくれます。
FTA-Safety Designer
各エレメントに故障率・故障伝播を設定することで、システム全体のFault Treeと故障率の対応表を作成します。
英国Hull大学のHiP-HOPSをソルバーに用いています。