【会場開催】設計実務における振動・騒音解析セミナー(2日間)
概要 |
あらゆる分野において振動・騒音問題は昔から難しい課題であり、その正しいアプローチと成功例を理解することはとても重要です。 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
開催日程 | 開催日:2024年06月06日(木)~ 06月07日(金) 時間:10:00 ~ 17:00 | ||||||
場所 | ニュートンワークス株式会社 セミナールーム | ||||||
費用 | 88,000円(税込) | ||||||
定員 | 12名(最少催行人数3名) | ||||||
対象 |
・機械構造物の振動の低減に関心のある方 ・機械振動からの騒音の低減に関心のある方 ・数値シミュレーションと実験との Validation に関心のある方 ・振動・騒音シミュレーションの精度を高めたい方 |
||||||
内容 |
・モード解析を中心とした振動解析と、設計実務での適用例の紹介 ・シミュレーション担当者も知っておくべき実験解析の技法と知識 ・設計実務で良く用いられる評価指標 (MAC、FRAC、DPR、音響放射効率、音圧寄与度、心理音響メトリクス) 《1日目》 実験モード解析の技法を通じて、数値シミュレーションの専門家が必要とされる 波形信号の処理方法や計測データの検証手法、FEMシミュレーションの精度検証、 そしてモデル改善の秘訣など、実務で役立つ情報を深く理解します。 また、実際の事例を交えてモード解析が設計上でどのように活用されているかをご紹介します。 1.機械設計における制振対策の考え方 ・入出力の選択と因果関係 ・加振実験による入力と伝達系の切り分け ・振動モードの概念と利用方法、適用範囲 2.振動モード解析の基礎 ・実験モード解析 シミュレーション担当者も知っておくべき信号処理と実験の手続き サンプリング定理とエイリアシング誤差 リーケージ誤差と窓関数伝達関数の表記と使い分け (H1,H2、H3、HV、アクセレランス、モビリティ、コンプライアンス、 ボード線図、ナイキスト線図、コクアド線図) 加振方法と波形信号の処理 ・モード解析における評価指標 シミュレーション担当者が実験担当者に確認すること、計算と実験の比較 (Auto-MAC, Cross-MAC, FRAC, POC, DPR, …など) 3.加振実験による伝達関数の計測(実演DEMO) ・ハンマーを用いた加振実験 セットアップ・FFT設定の解説、伝達関数の計測 (カーブフィット ~ モードアニメーションのDEMO) 4.振動モード解析の理解と応用 ・FEM 固有値解析と振動モード解析(モード座標系の理解) ・振動解析における減衰の取り扱い ・相関解析と FEM モデルのアップデート 5.設計実務での事例紹介 6.質疑応答 《2日目》 音響シミュレーションの技法やモデリングについて詳細に解説し、 静音対策における評価指標や解析事例についてもご紹介します。 7.音の数値化/評価指標について ・機械設計で使う工学的な指標 ・聴覚生理学に基づく心理音響メトリクス ・心理統計学による音色解析(音質の数値化) 8.音場の数値シミュレーション ・音響計算の基礎(境界条件と解法の仕組み) ・音響シミュレーションの解析技法と、そのモデリングについて ・機械設計で使われる音響の評価指標の紹介 (音響パワー、音圧寄与度、音響放射効率、明瞭度、・・・) ・音響解析の Validation と Verification 9.静音設計での事例紹介 10.質疑応答 |
講師紹介:中央大学 理工学部 共同研究員 井戸浩登様
-略歴-
学生時代より、振動・騒音関連の実験解析&音響数値シミュレーション(BEM/FEM)技術の開発業務に従事
ソニーでは、モノづくり技術センターに在籍し、オーディオ,ビデオ,TV,AIBO,VAIOなどの開発部門で設計実務を支援
2003年~2017年は NPO 非線形CAE協会の理事として非線形CAE勉強会の運営にも参加
現在はJMAC(日本モーダル解析協議会)にてNV解析関連の技術セミナーの講師や技術講演会の運営に従事している
1986年~ 株式会社 豊田中央研究所 振動・騒音解析 Gp
1990年~ ソニー 株式会社
2008年~ LMSジャパン株式会社
2015年~ シーメンス株式会社
2017年~現在 中央大学 理工学部 共同研究員
2023年~現在 一般社団法人 Smart Sound Design Society 理事
2024年~現在 株式会社 くいんと 取締役 (非常勤)
本講座は終了いたしました。
※内容は予告なく変更する場合がございますのでご了承ください。
※会場開催における弊社の感染対策についてはこちらをご参照ください。