【オンライン開催】振動特別講義 アセンブリ構造振動解析の基礎(2日間)

概要

製品のNV性能に対する要求の高まりを受け、CAEによる振動特性予測や評価の重要性が増しています。 製品全体やユニットのようなアセンブリの振動をCAEで扱う場合には、部品間の結合部のモデル化がしばしば課題にあげられます。
また、アセンブリ振動では実験と解析のコリレーションをとることが難しく、実験と解析の双方の歩み寄りが重要です。 特に、実験の前段階として解析を活用すること(バーチャル実験)が開発・検討の効率化につながります。
そこで本講座では、福井大学名誉教授 鞍谷文保先生より、振動解析の理論や結合部のモデル化の基礎知識、実験と解析の歩み寄りに関して講義いただきます。

開催日程 開催日:2023年10月03日(火)~ 10月04日(水) 時間:13:30 ~ 16:30
場所 オンライン開催(会議ツール:Microsoft Teams)
費用 16,500円(税込)
定員 30名(最少催行人数5名)
対象 アセンブリ振動に必要な基礎知識を学びたい方
内容 ※下記内容を2日間に分けて実施します

 1.振動解析の必要性
 2.数値モード解析の理論
 3.振動測定データからの振動モードの抽出
 4.解析結果の評価
  ・解析と実験の振動モードの類似性評価
  ・解析と実験の周波数応答関数の類似性評価
 5.解析モデルの評価と修正
  ・質量、剛性行列に関する直交性評価
  ・感度解析とモデルアップデート
 6.実験と解析の双方の歩み寄りとバーチャル実験
  ・解析のための実験と実験のための解析
  ・解析モデルの縮小と実験モードの拡張
 7.結合部のモデル化(ボルト締結構造、スポット溶接構造)
 8.質疑応答

講師紹介:工学博士 鞍谷文保(福井大学名誉教授)
-略歴-
1982.3福井大学大学院工学研究科機械工学専攻修了
1882.4から1997.3まで兵庫県立工業技術センターに研究員として所属
2008.4から2023.3まで福井大学大学院工学研究科教授(改組により学術研究院工学系部門)
専門は振動工学、特にモード解析を基礎とした製品開発におけるコンピュータ利用技術に関する研究に従事
振動・騒音測定・分析、振動・音響のコンピュータ解析など
所属学会
日本機械学会,日本設計工学会
日本機械学会「自動車を中心とした振動-騒音解析技術に関する研究分科会」主査(2010.4~2012.3)
日本機械学会「試作レス実現のための振動・騒音CAE技術の高度化に関する研究分科会」主査(2012.4~2014.3)
日本機械学会計算力学技術者資格認定事業委員会(振動分野WG)委員(2012.4~)
日本機械学会理事など、数々の委員会にも所属し主査や幹事を歴任

本講座は終了いたしました。

※内容は予告なく変更する場合がございますのでご了承ください。
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