【会場開催】モータ振動・騒音の対策講座(2日間)
概要 |
モータは、洗濯機、エアコンなど家電製品、産業用、工作機械や医療機器、最近では電気自動車(EV)が注目され、幅広い分野で使用されています。
モータは小型、軽量、高速、高効率などの幾多の技術改良がなされてきました。しかし、騒音・振動に課題が残ります。 |
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開催日程 | 開催日:2025年06月12日(木)~ 06月13日(金) 時間:10:00 ~ 17:00 | ||||||
場所 | ニュートンワークス株式会社 セミナールーム | ||||||
費用 | 88,000円(税込) | ||||||
定員 | 10名(最少催行人数3名) | ||||||
対象 |
・モータシステム設計、開発、研究、品質、検査管理、システムエンジニア、モータユーザーの 実務経験者 ・モータ振動騒音の評価に取り組まれるモータシステム(インバータ、減速機)技術に関わって いる技術者 ・一般的な機械工学、電気工学の知識を持っている方 |
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内容 |
《1日目》 1.モータ振動騒音の計測と評価方法 ・モータの騒音測定と騒音評価(時刻歴、キャンベル特性、トラッキング、モーダル解析) ・測定評価からのその対策への読み方のポイント 2.モータ電磁騒音 ・電磁騒音の要因、発生メカニズム ・電磁騒音の要因(ブラシレスDCモータ、PMモータ&IMモータ) 3.ステータ鉄心の固有振動数 ・ステータ鉄心、ロータの固有振動数の計算法および計測方法 ・集中巻&分布巻の固有振動数シミュレーション解析方法 4.永久磁石モータの騒音 ・電磁振動を打ち消すモータフレーム構造 ・可変速運転時のモータの共振点での騒音低減はどうするのかの事例 5.システム装置でのモータ振動騒音 ・相手機械との組み合わせ振動低減対策法(対策の落としどころは何か?) ・トルクリップル要因と低減事例(電磁-電気-構造-制御の連携解析) 《2日目》 1.モータ音源である電磁騒音の低減対策法 ・インバータの高調波の制御による対策および構造対策 ・低減事例:電流制御キャンセル、インバータ制御音、キャリア分散法 2.振動騒音低減を目指すeAxleのシミュレーションモデル化手法 ・加振と伝達系と”1Dと3D”の2つの軸でモデル化 ・モデル化の特徴と複合したモデルでの振動騒音低減事例 3.モータのファン騒音の低減対策 ・ファン騒音の一般的特徴(渦音、共鳴音、回転風切り音など) ・ファン騒音の低減事例 4.機械的要因による騒音の低減対策 ・モータの軸受騒音と診断方法、回転アンバランス ・工場出荷時の品質検査&現場での異常音の要因分析 5.Q&A事例集 ・システム機器で騒音が発生した。どのような手順で解決・対策していけばいいか? ・ファン騒音の発生メカニズとその騒音の発生周波数は何ですか? その他9件紹介 6.モータ振動騒音の困りごとのコンサルティング ・約30分間の全体質疑応答 |
講師紹介:Nodaモータテック事務所 モータ工学博士 野田伸一様
-略歴-
1982年芝浦工業大学を卒業、株式会社東芝にてモータ(産業、鉄道、エレベータ、自動車、家電・空調など)の研究開発に従事
2000年三重大学にて「モータの振動騒音」で工学博士を取得
2013年日本電産株式会社モータ基礎研究所にてブラシレスDCモータの研究や開発に従事
専門書5冊。モータ査読論文25件、発表論文55件、特許32件、表彰歴(オーム技術賞など6件)
芝浦工業大学の非常勤講師、日本機械学会会員、電気学会会員、モータ技術シンポジウム委員
※内容は予告なく変更する場合がございますのでご了承ください。
※本講座は日本の製造業のお客様に向けて発信しております。
弊社と同業者もしくは製品設計・開発に関わりのないお客様の受講はお断りする場合がありますのでご了承下さい。