【オンデマンド講座】ゴム解析講座

概要

ゴムは様々な分野で使用される材料ですが、一般的な弾性材料とは異なるため非線形が強いという特徴があります。
シール性や製品の特性を捉えるため変位と荷重の関係を解析することが多く、接触や大変形で不安定な挙動となり、
収束が困難な場合があります。
本講座ではこれからゴム製品の解析を行う方を対象に、ゴムの特性と解析の基礎から良い結果を得るための対策まで、
非線形解析ソフト(ADINA)によるアプローチや事例を通して理解を深めます。

※講習はすべて座学で受講いただける内容となっておりますが、非線形形解析ソフト「ADINA」の環境をお持ちの方は、
 ADINAによるゴム解析を紹介する演習のステップで一緒に体験することができます。

開催期間 12月開催:2024年12月12日(木)00:00 ~ 12月14日(土)23:59
 ※申込締切日:2024年12月09日(月)17:00
費用 19,800円(税込)
定員 なし
対象 ・これからゴム製品の解析を始められる設計者の方
内容 動画再生:約4時間 ※演習でADINAの例題を実施される方は、約1~2時間の自習時間がプラスされます。

●ゴムの特性とゴム解析の基礎(約2時間)
 1.ゴムとはどんな物質か?
 2.ゴムの伸長特性について
   ゴムの特長とゴムの引張と圧縮の挙動を確認します。
   解析に利用する伸長試験(1軸伸長試験、純せん断試験、均等2軸試験)を説明します。
 3.ゴム材料モデルについて
   ゴムを解析で扱うためのフィッティング(ゴム材料を数値化する方法)を説明します。
   フィッティングの例として、Ogdenによる材料パラメータの考え方、決定方法を説明します。
   また、ヤング率からゴムの特性を表現するNeo-Hookeanモデルも触れています。

●演習(約1時間)
 非線形解析ソフトADINAを使ったゴム解析を実施します。
 Oリングやゴム自身が接触する形状の押しつぶし解析を実施します。(3例題)
 1つ目の例題を使って、ADINAでOgdenモデルを使ったフィッティング方法をご紹介します。
 講座は解析結果を確認する程度で進めますが、自習される方は、ADINAでゴム解析の流れを体験できます。

●事例紹介(約1時間)
 ゴム解析の注意点、モデル化の紹介、解析事例を説明します。
 ゴム解析は、材料の他に大きく変形することや他部品との接触など複雑な解析条件になりがちです。
 解析で良好な結果を得るための例として、ADINAのアプローチを紹介しています。
 ADINAに関わらず、ゴム解析のヒントを提供します。
 ・ゴム解析の注意点
  -工夫した要素分割の例
  -ロッキング現象
 ・モデル化の紹介
  -対称性の利用
 ・解析事例
  -大変形/大ひずみ
  -接触
  -圧縮変形による座屈

※ご質問は終了時のアンケートにて承ります。回答は翌営業日以降となりますがご了承ください。
※開催期間が終了すると受講中でも終了となりますので、ゆとりのあるスケジュールで受講してください。
※講座内容の録画・録音・撮影は禁止しております。予めご了承ください。

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