機能
S-Generator は、OPTISHAPE-TS で得られた結果形状に基づいて曲面を生成し、CADデータを構築します。
基本的な操作の流れ

STLデータの編集
三角形数の削減や、凸凹面の平滑化など、その他各種編集機能があります。

折り目の抽出・編集
モデルの形状から、自動で折り目を抽出します。抽出後、詳細部分の修正も可能です。

解析曲面の埋め込み
解析曲面を埋め込むことで、CAD読み込み後のフィーチャー抽出が可能となります。
平面はもちろん、各種解析曲面 [ 円筒面 / 円錐面 / 回転掃引面(軸対称形状)] に対応しています。

曲面の生成・編集
折り目データから、自由曲面を生成します。
また、この自由曲面はコントロールポイントを含んでいるので、生成後の詳細な編集も可能です。

主な使用例
ノンパラメトリック形状最適化の例
初期形状STLデータからCADデータ生成
- 折り目の自動抽出:計算時間 約50秒
- 曲面の自動生成 :計算時間 約40秒 ※修正作業なし

結果形状STLデータからCADデータ生成【完全自動】
- 折り目の自動抽出:計算時間 約50秒
- 曲面の自動生成 :計算時間 約4分50秒 ※修正作業なし

結果形状STLデータからCADデータ生成【手作業含む】
- 折り目の自動抽出:計算時間 約50秒 ※修正作業あり ⇒ 作業時間 約30分 + スムージング(数秒)
- 曲面の自動生成 :計算時間 約58秒 ※修正作業なし

位相最適化の例
- 折り目の作成 :作業時間 約1分 + スムージング(数秒)
- 曲面の自動生成:計算時間 約14分23秒 ※修正作業なし

レベルセット法による形状最適化の例
- 折り目の作成 :作業時間 約1分 + スムージング(数秒)
- 曲面の自動生成:計算時間 約51分 ※修正作業なし

入出力ファイル
- 入力: STLファイル
- 出力: IGESファイル