アセンブリモデルの配置検討解析の効率化

概要

アセンブリモデルでは配置検討が必要な場合があります。一体物として解析する場合、配置変更毎にメッシュを作成する必要があり多くの手間が必要です。
NXではアセンブリFEMの機能にて、コンポーネントを移動することで簡単に配置変更のメッシュが作成可能です。さらに部品間は接着機能を利用することで簡単に一体物のモデル化が可能となります。

スーパーエレメント

変更のないメッシュを縮約することでさらに計算は効率化が期待できます。
通常の解析では、変更の無い箇所も含め一から解析を行うので、解析時間は各ケース毎にかかりますが、 スーパーエレメントでは、形状変更の無い部分を縮約して解析を行うので、解析時間を大幅に短縮する事が可能です。スーパーエレメントは、ケース数が増えるほど効果は絶大です。

固有値解析による検証例

2ケースの位置情報で解析した例をご紹介します。
通常の解析では、1ケースあたりの解析時間が15分で合計30分です。 スーパーエレメントでは、形状変更の無いメッシュを20分で縮約しているので、1ケースあたりの解析時間は1分で合計22分です。
例えば5ケースの場合、通常の解析は1時間15分かかりますが、スーパーエレメントを利用すると25分で解析が終了します。

キーワード

アセンブリFEM、接着、GLUE、スーパーエレメント、固有値解析

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