接触を考慮した固有値解析

問題の概要

アセンブリ解析では部品間の境界条件が重要となります。実製品は接触状態のため、非線形的な挙動をシュミレートするには非線形ソルバーが必要となります。また動的問題では固有振動数が重要となりますが、固有値解析に非線形的な挙動は期待できません。アセンブリ部品の締結方法によくあるボルト締結の固有値解析では接触面を一体物と表現する方法とボルトだけで締結させるモデル化が考えられますが、前者は現実と比較して剛になる傾向にあり、後者は柔になる傾向にあります。

NX Nastranの接触を考慮した固有値解析

NX Nastranでは、線形接触解析を行ったあと、固有値解析を連続的に行うことができます。この機能は特にボルト締結問題で有効です。ボルトの締付け力によって、接触力が働いた箇所を内部的に接続し、固有値解析を行います。この固有値解析で得られた結果から、応答解析も実行することが可能です。

キーワード

アセンブリ、接触解析、固有値解析

関連ページ

サポートWEB NX Community でチュートリアルを掲載しています。