ピラミッド要素の活用事例

概要

IDEAS(プリ) to ADINA(ソルバー)では、異なる要素タイプの結合方法の1つとしてGLUEメッシュがあります。このデメリットの1つとしては、メッシュのトランジション(変わり目)境界が多数ある場合、GLUE定義に手間が掛かることがあります。

目的

この事例の目的は、プリプロセッサーとしてNXを用いて、メッシュのトランジション(変わり目)としてGLUEではなくピラミッド要素を用いて、メッシュ作成の効率化を図る方法のご紹介です。

NXのプリプロセッサー機能

NXにはメッシュのトランジション(変わり目)として、ピラミッド要素がサポートされていますので、6面体要素と4面体要素のトランジションにピラミッド要素を用いました。

特長

  • ジオメトリベースのメッシュ生成時にサポートされる要素(機能)です。
  • 6面体要素が生成されているボディーと隣接し、且つメッシュ結合条件(一致)が定義されているボディーに4面体要素を選択するすると、3D四面体メッシュフォーム上で定義が可能です。

キーワード

大規模モデル、GLUE、ピラミッド要素