非線形解析フォーラム2017 展示コーナーご紹介

当日の展示コーナーをご紹介します。発表会場に隣接しておりますので是非お立ち寄り下さい。
展示内容の概要は画像からのリンクで確認いただけます。

展示イメージ ADINA NewtonSuite 構造最適設計 SimulationX 品質工学 大学

ADINAサポート&サービス

ADINAサポートセンターの取組み

お客様のご意見を伺い、ADINAをより良いツールに育てる取組みを続けて参ります。
「ご要望ボックス」を用意しますので、ご要望(新機能、機能拡張、改善)をお聞かせ下さい。また、最新機能と弊社のリクエストの取り組みを紹介します。

ADINA9.3機能紹介

最新版のADINA9.3では、マトリクスの縮退技術を使用した非線形静/動解析を行えるCMS機能の改良や、幾何学非線形に対応したコネクタ要素の追加など、実用的なシステムレベルでの解析に特化した改良が加えられました。
ユーザーの利便性を第一に考え使い易く改良されてきたインターフェースなどもご紹介します。

ADINA FSI

コンプレッサーやショックアブソーバーの流体中の弁は、流体力を受けて撓んで流路面が変化することで減衰力特性が決まります。
ADINA-FSIはこのような問題に威力を発揮します。流体構造連成を強連成で計算するADINA-FSIは、それぞの物理場で強い非線形をもつ問題をロバストに精度よく計算することができます。

NewtonSuite&Solution

ギアソリューション

アムテック社が開発・販売しているギアデザインプログラムと、歯車アセンブリ解析まで対応可能なFEMツールとの連携を紹介します。

大規模ソリューション

MORは大規模な3D-FEMをリダクションしてSimulationXに転送することができます。
歯車エレメントとの組み合わせにてFEMでは困難な歯車の動解析を効率的に行うことができます。

MyROT / JB

MyROTは回転機械のロータダイナミクスを解析するツールです。
ターボチャージャーなどの安定/不安定の解析がトラッキングソルバーにより効率的な結果評価が行えます。また、3DFEMとの連携でブレードの曲げモードとねじりモードの連成解析ができるようになりました。

トライボロジーの取組み

流体潤滑とミクロな粗さを持つ面の接触を解析するツールを開発しています。
シールの漏れや抵抗、境界~混合~流体潤滑における摩擦特性(ストライベック曲線)、ミクロな粗い面の弾塑性接触による接触分布や接触面積を計算することができます。

eSeal

シールの接触計算用に開発したeSealですが、それ以外の2次元で表せる解析にも使えます。(軸対称問題:回転を含まないボルトの解析、シャフトと歯車のはめあい、平面ひずみ問題:板バネ等)電卓のような感覚で設計者の方に非線形解析を使っていただくことが可能です。

構造最適設計

OPTISHAPE-TS

構造最適設計ソフトウェアOPTISHAPE-TSは、設計者が求める機能と形状を橋渡しするツールです。
各部品に求められる剛性・質量・体積などの機能を満たす形状を自動的に計算します。特に固有値解析に強く、数十個レベルの固有値合わせが可能です。縮退技術を活用した大規模アセンブリの最適化を紹介します。

S-Generator

OPTISHAPE-TSで得られた結果形状に基づいてCADデータを構築します。今まで設計者が解析結果からイメージしてCAD形状を作成していた作業を、S-Generatorは大幅に効率化します。

システムシミュレーション

SimulationX

3DCAE-1DCAE連成によるシステムシミュレーションのアプローチをご紹介します。
ご紹介事例:非線形FEM解析による形状依存剛性変化、シール材の粘弾性特性抽出、駆動系振動モデル作成事例

品質工学

QEmaster

実際のものづくり同様、シミュレーションで外乱や誤差を考慮して設計パラメータを決定することは大切で、効率的に評価するためにタグチメソッドは有効な手段です。StatWorksとの連携でADINAによるパラメータ設計が実現します。

出展製品 統計解析業務パッケージ「JUSE-StatWorks/V5」

「JUSE-StatWorks/V5」は、株式会社日本科学技術研修所が開発・販売している統計解析ソフトウェアです。日本の製造業をはじめとした多くの企業・教育研修機関で幅広く利用されています。
JUSE-StatWorks/V5に搭載されている解析手法「パラメータ設計」は、2016年にニュートンワークス株式会社からリリースされた「QEMaster」により、非線形FEMソフトウェア「ADINA」と連携させることができ、パラメータ設計によるロバスト最適化をより効率的に実行することができます。

大学研究&事例発表

展示テーマ トライボロジー分野における数値解析の利用

近年、産業分野への数値解析の利用が広がっています。摩擦・摩耗を扱うトライボロジー分野においてもその流れは広がっており、これまで多くの研究が行われてきました。 しかし、接触表面においては様々な要因を考慮する必要があるため、理論の確立には至っていません。 そのため、本研究室では摩擦係数の予測やメカニズム解明のための新たなアプローチ方法の提案を目的として研究を行っています。

展示テーマ 数値解析プログラム(ADINA)を用いた膜構造等の軽量構造物や遊戯施設等の構造デザインに関する研究

本研究室では、新素材の特性を踏まえた空間構造の創出や構造特性を理論、解析と実験の両面からとらえた設計用基本データの蓄積等の研究を行っています。 近年のテーマは、新素材のETFEフィルムを用いた二重空気膜構造の性能評価、CLTを利用した大空間建築、ジェットコースター等の遊戯施設の耐震性能の評価、六角形メッシュを用いた構造システムの開発、など多岐にわたります。 これらのテーマに関して、ADINAを用いた数値解析シミュレーションについて紹介します。