高出力モータ開発における設計上流検討の対策セミナー -振動/磁場の対策と、熱の相互干渉を考える-【会場開催】
車両のEV化や各業界の電動化の波は、モータ開発に新たな課題をもたらしております。「小型化」「高トルク」「軽量化」といった性能要件に加え、製品として静粛性や動作連続性等を同時に満たす必要があります。モータ単体から製品としての検証作業がより増加傾向にあるのではないでしょうか。短い開発期間の中で、手戻りを減らすためには、CAEを組み合わせ、メカニズムをより理解して開発することが重要ではないかと考えます。
今回のセミナーでは、48年以上にわたり多くのモータ開発に携わられ、「Q&Aによるモータ騒音・振動の基礎と対策全書」を新著として発表された野田 伸一様より、振動・磁場・熱の統合最適化技術のご講演と、最新のモータ開発に多岐にわたり従事されている長岡モータディベロップメント佐藤 大介様にはSRモータに関する内容をご講演を頂きます。また、当社からは、高出力モータに適用可能なCAEの取り組みに関して講演します。
※当日のWeb配信は行いません。会場参加のみとなります。
日時 |
2025年10月22日(水)13:30~16:45 ※13:20より受付開始 申込締切日:2025年10月20日(月)15:00 |
場所 |
ビジョンセンター東京八重洲 905 |
費用 |
無料(事前登録制) |
定員 |
40名 |
内容 |
13:30-13:35 |
開始挨拶 |
13:35-14:35 |
実例で学ぶ!高出力PMSMモータ設計における振動・磁場・熱の統合最適化技術 Nodaモータテック事務所 モータ工学博士 野田伸一様
本セミナーでは、高出力・小型・軽量化が進むPMSM(永久磁石同期モータ)設計において、振動・磁場・熱が相互に干渉するメカニズムを体系的に解説します。FEM解析をはじめ、磁場分布や熱伝導を連携させた設計手法を紹介し、コイル温度制御によって共振点での騒音低減を実現した実例を取り上げます。さらに、電磁力モードと固有振動モードの重なりによって生じる設計課題に対し、多角形フレーム構造による対策とその対応プロセスを通じて、設計初期における予測精度の向上と信頼性確保の要点を解説します。
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14:35-14:50 |
休憩
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14:50-15:50 |
トルクリプル・振動を低減する永久磁石フリーモータの設計 長岡モータディベロップメント株式会社 代表取締役 佐藤大介様
永久磁石フリーモータとして、スイッチトリラクタンスモータと同期リラクタンスモータの設計例を取り上げます。スイッチトリラクタンスモータはトルクリプルや振動の大きなモータとして知られますが、制御設計によりこれらを低減することができます。今回は制御手法について紹介します。また、同期リラクタンスモータの最適設計によりトルクリプルを低減した事例についても紹介します。
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15:50-16:00 |
休憩
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16:00-16:30 |
モータの振動・熱に対する事前検討のための1Dシステム解析技術 ニュートンワークス CAE総合開発センター
モータの振動や熱特性を事前検討することを目的として、モータ初期設計モデルとメカおよび熱システムを連成させたモデル化や手法を検討しています。本セミナーでは、スイッチトリラクタンスモータおよびIPMモータを例として、1Dモデルおよび分析の取り組みを紹介します。
①数学関数と磁気回路をベースにしたスイッチトリラクタンスモータの 1Dモデル化の取り組み ②モータ上流設計モデルのパラメータスタディと分析による進捗 ③1Dモデルによる電磁力計算の取り組み
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16:30-16:40 |
全体質疑応答
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※本セミナーは日本の製造業のお客様に向けて発信しております。
弊社と同業者もしくは製品設計・開発に関わりのないお客様の参加はお断りする場合がありますのでご了承下さい。