NWC CAE World 2024 開催のご案内

このイベントは終了しました。

多くのお客様にご参加いただき誠にありがとうございました。

今、開発の現場では開発要件が以前にも増して複雑高度化し、最後の実機・実車での最終試験で完了するためにCAEの担う役割はより重要性を増し、更なる期待も増しています。最近では複雑高度化の中に魅力品質という感性の領域も重要になってきていると考えます。これからの領域でのCAEの活用法と方向性を皆様と一緒に考え、開発・設計のヒントになることを目指して、今年も『NWC CAE World 2024』を開催いたします。

今回、基調講演には、山口東京理科大 貴島孝雄教授をお迎えし、マツダ(株)在籍時代に取り組まれた既存マーケットになかったオープンスポーツカーの企画開発の秘話や、その車両開発で大切にされた感性価値から感性工学Metrixへの翻訳例などご講演頂きます。未知のマーケットを目指して新製品開発にチャレンジするエンジニアの方や、制御の重要度が増す時代でドライバーに評価される価値を創造しようとするエンジニアの方に、共通の気付きや元気を与えていただけると思います。先駆者のチャレンジと知恵を教わることで、皆様にとっても『温故知新』となる事と確信します。また、各分野のユーザ様から多数の興味深く貴重なご講演をいただける予定です。皆様のご参加をお待ちしております。

日時 2024年7月5日(金)9:20~18:00
 申込締切日:2024年7月4日(木)17:00
場所 オンライン開催
費用 無料(事前登録制)
定員 1,000名
内容

09:00-09:20 接続開始
09:20-09:30 開会挨拶  ニュートンワークス株式会社 代表取締役社長 山梨 敏数
09:35-11:05

【基調講演】
感性価値重視の商品開発マツダ(ユーノス)ロードスター

山口東京理科大学  教授 貴島 孝雄 先生

マツダ株式会社のCorporate Visionはクルマの「走る歓び」を通して人々に「生きる喜び」を提供することである。初代ユーノスロードスター誕生以来、「走る歓び」感性価値「人馬一体」如何に具現化したか、感性工学を通して感性価値から工学Metrixへの翻訳例を紹介する。

11:10-11:40

【事例発表】
高機能ショックアブソーバの先行開発における車両シミュレーション
活用事例

日立Astemo株式会社  山下 幹郎 様

自動車用油圧式ショックアブソーバには、電子制御ではなく、特殊なメカ機能の付加により高機能化した製品がある。開発目標は官能指標を含む車両性能であることが多く、設計段階でこれらの性能を机上予測できると効率が良い。今回はこのような製品で、構想段階から信頼性評価までCAEを活用した事例について紹介する。

11:45-12:15

事例発表
SimulationXを用いた自動車走行時における車両運動解析の事例ご紹介

TOYO TIRE株式会社  内田 翼 様

自動車のタイヤや防振ゴムは、乗り心地や操縦安定性などの車両性能に大きく影響する部品であり、初期設計段階の性能予測技術が必要となっている。今回、SimulationXとタイヤモデリングツールの連成計算による、自動車走行時の車両運動解析モデルを構築したので、その事例を紹介する。

12:15-13:05 昼休み(50分)
13:05-13:35

事例発表
車両解析の取り組みと今後の展望
 ~フルビークル解析のアプローチと必要機能について~

いすゞ自動車株式会社  上坊 聡徳 様

従来は部品コンポーネント単位の試験条件を模擬したCAE評価を主体としていたが、昨今では試作車レスの開発へ移行する中、実車評価をカバーする机上での成立性判断が求められている。その中の取り組みの一つとして、車両解析における必要な機能と今後の展望について紹介する。

13:40-14:10

【事例発表】
電動圧縮機の振動音響解析
 ーモーターステーターと焼き嵌めの解析モデル化ー

サンデン株式会社  鈴木 央 様

自動車空調用電動圧縮機の振動騒音低減を目的として、圧縮機の運転時の振動騒音をシミュレーションで予測できる技術開発を進めている。その初期ステップとして、FEMモデル作成のためモーターステーター(積層材)とステーターと筐体の焼き嵌めについてAVESを使用した接触解析を活用し解析モデル化を実施した。固有値解析と実測での実験モーダル結果とのコリレーションから妥当性も検証したのでその技術内容について報告する。

14:15-14:45

【事例発表】
MBDによるアクティブサスペンション開発期間の短縮

THK株式会社  谷口 翔 様

THKは電気自動車LSR-05を開発し、2023ジャパンモビリティショーへ出展致しました。この車両には、弊社EV向け先進技術であるアクティブサスペンション(ALCS)、MR流体減推力可変ダンパー(MRDT)、可変磁束型インホイールモーター(enemo)を搭載しています。ALCSを組合せたサスペンション設計へ従来の開発手法を適用した場合、開発期間と工数の増大が課題になります。そこでMBDを適用し、試作回数削減を狙いました。その結果、ALCS試作1回で車両走行を実現しています。今回はSimulationXで構築したサスペンションモデルと、実走行を再現したシミュレーションの事例をご紹介致します。

14:45-15:30 休憩(45分)
15:30-16:00

【事例発表】
1Dモデル再利用促進に向けた取り組み紹介

株式会社アドヴィックス  津村 頼海 様

社内の1Dモデルの再利用促進のために、プラントモデルの棚構築を推進中。本件は、棚入れされたモデルをシミュレーションに不慣れなユーザが実践活用できるようにパラメータスタディや結果処理作業をエクセルベースのUIで自動化した内容を報告する。

16:05-16:35

【事例発表】
大型機械式可変速装置の開発におけるSimulationX導入事例の紹介

株式会社日立ニコトランスミッション  後藤 宏明 様

差動遊星歯車と可変翼トルクコンバータを組み合わせた大型機械式可変速装置の開発において、過渡応答性能を検討する必要があり、SimulationXを初めて導入し検討にあたった。導入にあたりメカ設計者として助かった点、苦労した点等を交えて活用事例を紹介する。

16:35-16:50 休憩(15分)
16:50-17:20

事例発表
HV用トランスアクスルNV性能予測におけるCAE活用事例の紹介

三菱自動車工業株式会社  一瀬 雄耶 様

当社では車両製品の開発効率向上と品質向上を図るためにMBDを推進している。本講演ではハイブリッド車両のNV性能(ENG始動時ラトル音)を予測する解析モデル(駆動系捩れ1Dモデルと構造系3Dモデルの連成)を構築した取組みを紹介する。

17:25-17:55

事例発表
Honda 1D MBDの取組とNWC CAE技術との連携

本田技研工業株式会社  緒方 健一郎 様

Hondaは車両開発の高効率化に向けて、1D MBDの活用を強力に推し進めている。1D MBD活用を成功に導くモデル観点のキーは、振舞拡張と粒度変更に柔軟に対応可能な1Dシステムモデルの確立である。1Dシステムモデルは、コントローラとプラントの連成によりシステムの振舞予測を実現する必要がある。本講演は、SimulationXを用いたプラントモデル構築事例、および社内普及促進の取組について紹介する。

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