NWC CAE World 2023 開催のご案内

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多くのお客様にご参加いただき誠にありがとうございました。

CAEを骨格としたMBDの可能性を共有する場となる『NWC CAE World 2023』を開催いたします。CAEにおいても本来の『モデル作成の意義と価値』を具現化し、その価値を最大限活用していく、まさしくデータサイエンスのプロセスが重要なフェーズになってきています。NWC CAE Worldで、これからのCAEの活用法と方向性を皆様と一緒に考え、開発・設計のヒントになることを願っております。
大変革期にある自動車業界の来るべき未来において、現在の自動車の各コンポーネントがもつ、安全性や機能性への機能要求は大幅に変化してくるでしょう。その自動車の将来像から求められる安全性と機能性を、MBDの考えをベースにして要件定義していくことが重要です。未来のモビリティ社会の実現に向けて取り組むべき課題や大切な意識を、皆様と共有したいと考えております。

基調講演には、DIVP(Driving Intelligence Validation Platform)プロジェクトのリーダーとして仮想空間における安全性評価環境の構築を推進されている、神奈川工科大研究推進機構 先進自動車研究所所長 井上秀雄教授をお迎えし、自動運転の技術開発を進めるために取り組むべき協調領域や、CASE時代における車の構成ユニットのあり方のヒントについて講演いただきます。
また、お客様講演として、電動化課題、流体潤滑、アセンブリ境界の課題、エネルギーマネジメントなど8テーマの貴重なご講演を頂戴する予定です。皆様のご参加をお待ちしております。

日時 2023年7月14日(金)9:20~18:00
 申込締切日:2023年7月13日(木)17:00
場所 オンライン開催
費用 無料(事前登録制)
定員 1,000名
内容

09:00-09:20 接続開始
09:20-09:30 開会挨拶  ニュートンワークス株式会社 代表取締役社長 和久井 伸栄
09:35-11:05

【基調講演】
自動運転車の安全性評価における DIVP's Digitalization の意義

(英語タイトル:V&V methodologies by Digitalization on Proactive Driving Intelligence for Safer Automotive)
神奈川工科大学  教授 井上 秀雄 先生

自動運転は安全で安心して使えるものとして検証することが「待ったなし」の状況である。本講演では実現象と一致性の高い仮想空間と周辺監視センサをモデル化し安全性評価を可能としたDIVPシミュレーションを紹介しDigitalizationの意義を示す。

11:10-11:40

【事例発表】
湿式多板クラッチの高回転における引き摺りトルク上昇の検討

マツダ株式会社  胡本 博史 様

ATのクラッチにおける開放時の高回転域でのトルク増大について、クラッチ面間の流体挙動をCFDと計測にてモデル化し、その知見をSimulationXで統合計算することで、現象の定量説明を試みた。

11:40-13:00 昼休み(80分)
13:00-13:30

事例発表
1DCAEによる建設機械乗り心地評価への取組み
日立建機株式会社  吉野 達紀 様

建設機械における乗り心地を評価するためには、車体の振動、動的挙動、操作性等の総合的な評価が必要である。本講演では、油圧ショベルの動的挙動に対するオペレータ感性評価を事前検証するために取り組んでいる1DCAEモデルの構築に関して紹介する。

13:35-14:05

事例発表
脱炭素社会で必要とされる高回転・軽量モータの音振動低減への取り組み
株式会社ミツバ  萩原 友子 様

脱炭素社会実現に向け、お客様のニーズにあう小型軽量車載モータの提供を目指しています。高回転・軽量化には、より高水準の低騒音設計が必要です。課題解決のためのロータダイナミクスを考慮した低騒音設計の取り組みをご紹介します。

14:10-14:40

【事例発表】
フレーム締結構造を対象とした振動解析事例 ~接合部のモデル化~
富士電機株式会社 織裳 陽子 様
*発表はニュートンワークス株式会社 CAE総合開発センターが代理で行います

接合部のモデル化は系全体の振動特性に大きな影響を及ぼすことがあります。フレーム締結構造を題材に、接合部のモデル化方法や各構成部材が振動に与える影響について、ADINA/AVESで検討した3DCAEの事例を紹介します。

14:40-15:30 休憩(50分)
15:30-16:00

【事例発表】
二輪車エンジン用ピストンシリンダ系のトライボロジー
ヤマハ発動機株式会社  栗田 洋敬 様

中小型二輪車に用いられているオールアルミ製シリンダおよびピストンを取り上げ、そこに使われている材料、表面技術について述べる。次いで浮動ライナー法を用いた実機エンジンのピストンシリンダ系摩擦特性の計測方法および結果について紹介する。最後に今後の取り組みとして流体潤滑計算シミュレーションであるOilFilmを用いた摩擦特性解析の試みについて述べる。

16:05-16:35

【事例発表】
斜軸式アキシアルピストンポンプモータのピストンリング挙動及び漏れ流量のFSI解析
東京工業大学 コマツ革新技術共創研究所  松原 達哉 様

本事例では、斜軸式アキシアルピストンポンプモータのピストンリングについて、ADINAを用いて二次元モデルのFSI解析を行った。解析によって得られたピストンリングのシール挙動の検証や漏れ流量、二次元モデルを使用する際の解析方法について紹介する。

16:35-16:50 休憩(15分)
16:50-17:20

【事例発表】
電動車駆動用モータのロータダイナミクス課題のSimulationX解析事例
本田技研工業株式会社  黒田 勇貴 様

電動車駆動用モータの小型・高出力要求に対するモータの高回転化に伴い、ロータダイナミクス起因の課題発生リスクが増加している。MyROT縮退モデルをSimulationXに取り込んだモデルを用いて、電動車駆動用モータのロータダイナミクス事象を解析した事例を紹介する。

17:25-17:55

事例発表
EVトラックの運用/充電シミュレーションへのSimulationX Green City活用事例の紹介
株式会社いすゞ中央研究所  浅野 雅樹 様

乗用車とは異なる使われ方となる商用EVトラックの運用/充電管理について、導入する台数、充電設備、事業所の電力まで考慮できるシミュレーションを構築するために、SimulationX Green Cityを活用した。その事例を紹介する。

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ニュートンワークス株式会社 セミナー事務局

TEL:03-3535-2631

E-Mail:nwc-seminar@newtonworks.co.jp