第15回 System Simulation Symposium開催のご案内
このイベントは終了しました。
多くのお客様にご参加いただき誠にありがとうございました。
現在『1DCAE』への期待も次なる段階に入っているように感じます。市場のニーズを的確にとらえ、システムレベルで最適化し、最終的な商品への作りこみをしていく必要があります。本来の『モデル作成の意義と価値』を具現化すべきであり、今まさにモデルの価値を最大限活用するフェーズになっています。
今年の『System Simulation Symposium』では、「システムシミュレーション」「1DCAE」などのキーワードに加え、『モデルの最大活用』を発信いたします。
基調講演には電気通信大学准教授 佐藤寛之先生をお招きしご講演頂きます。佐藤先生は遺伝的アルゴリズムを利用し、進化型多数目的最適化を研究されています。4つ以上の目的の同時最適化を多数目的最適化と呼び、目的の数が増加した場合に対応する理論を研究されています。
この他にも1DCAEの有効活用や、自動車業界におけるモデル流通、造船業界全体でのモデル活用の動きなど、貴重なご講演を多数いただける予定です。
昨年に引き続き今回もオンラインでの開催となりますが、ニュートンワークスらしいWebinarにする所存です。皆様のご理解とご協力をお願いし、より多くの方のご参加をお待ちしております。
日時 |
2021年7月9日(金) 9:30~16:40 申込締切日:2021年7月8日(木)17:00 |
場所 |
オンライン開催 |
費用 |
無料(事前登録制) |
定員 |
500名 |
内容 |
09:15-09:30 |
接続開始 |
09:30-09:40 |
開会挨拶 ニュートンワークス株式会社 代表取締役社長 和久井 伸栄 |
09:40-11:10 |
【基調講演】 多目的最適化の最前線,活用法と課題 電気通信大学 准教授 佐藤 寛之 先生
実世界の最適化問題の多くは、コストと品質のように相反する複数の目的が内在する多目的最適化問題になる。また、大規模・複雑化した実世界の最適化問題は、解析的・分析的に解くことに難しさがあることがしばしばである。こういった様相を呈する最適化問題に立ち向かう有望な手段の一つが進化計算である。進化計算は、一度の実行で目的関数の間に存在する最適なトレードオフを近似できる。最適化の結果が、単一の解ではなく、多数の解集合になるため、最適化の結果を利用する現場の意思決定を促進する効果がある。また、進化計算は、目的関数をブラックボックスとして扱い、目的関数の特徴解析を回避して最適化できる。本講演では、進化計算による多目的最適化の手段を紹介し、その応用事例と課題について述べる。
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11:15-11:45 |
【事例発表】 船舶機関におけるデジタルツインモデル開発の取り組み 株式会社MTI 植松 将史 様
陸上からの支援を得にくい環境にある船舶では、機関故障が発生した場合の早期発見および適格な処置が求められる。本講演では船舶機関の1Dモデルを機関オペレーションに活用する研究について紹介する。
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11:45-12:40 |
昼休み(55分) |
12:40-13:25 |
【特別講演】 MAZDA MBDの深化 MBD推進センタ 運営会員企業 マツダ株式会社 足立 智彦 様
MAZDAはCASE時代を乗り切るためにMBDを深化させ続けている。しかしその実践はMAZDA単独では意味が無く、人財育成とモデル流通を進めモノづくり産業界全体でSURIAWSE2.0を実践できるようにすることが急務である。その目的のため、本年度JARIにMBD推進センタが開所する。このセンタの役割紹介もしつつ、MAZDA MBDの深化を概観する。
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13:30-14:00 |
【事例発表】 パワーバックドア用アクチュエータNV性能予測における1D解析モデル開発の取り組み 株式会社アイシン 乘富 辰吾 様・岡部 祐貴 様
作動音静粛性は、製品保証項目の中で重要な性能のひとつである。当社では、開発上流段階から後戻りのないNV設計を行うために、1D解析モデルを活用したギヤかみ合い振動予測に取り組んでおり、その解析事例を紹介する。
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14:00-14:15 |
休憩(15分) |
14:15-14:45 |
【事例発表】 SimulationXを用いたシフトレバー操作力解析モデルの開発 ダイハツ工業株式会社 西川 結菜 様
シフトレバー操作力は設計初期段階での予測が困難であり、試作車での確認で目標未達となり、手戻りが発生することがあった。今回、SimulationXを用いてシフトケーブルの配索状態や摺動抵抗、シフトレバー操作力を設計初期段階で予測する手法を開発したので紹介する。
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14:50-15:20 |
【事例発表】 ロボット関節間可変拘束機構の開発: 新技術の研究開発各段階における1D-CAE活用事例の紹介 株式会社本田技術研究所 山本 泰地 様
ロボットがより人の役に立つための軽量・高出力・高効率化を目指し、生体の二関節筋等を参考に脚腕関節間へ可変拘束を導入して可搬重量の大幅向上を実証した。この技術開発を事例として構想検討、初期検証、実機実証の各段階における1D-CAE活用を紹介する。
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15:20-15:35 |
休憩(15分) |
15:35-15:50 |
【事例発表】 障害データ分析によるシステム信頼性評価 ニュートンワークス株式会社 CAE総合開発センター
SimulationXの信頼性解析モジュール(SRA)が、ver.4.2で大幅に機能拡張され、機械学習による分析もSimulationX上で可能になりました。システム全体の不具合だけでなく、構成部品の不良、劣化、基準値に対するばらつきなどの影響を、機械学習による障害データ分析で評価する一連のプロセスをご紹介します。
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15:55-16:40 |
【特別講演】 1DCAEが目指すところとそのためにやるべきこと 明治大学 兼任講師 大富 浩一 先生
1DCAEは“ものづくりをもっと良いものへ”を目指している。では、具体的にどのような姿を目指して、そのためにはどうしたらいいのかについて考える。
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※配布資料は当日ダウンロードにてお渡しします。 以下の4つのセクションに区切り、セクションごとに資料をダウンロードいただけます。 セクション1(09:15~11:45) セクション2(11:45~14:00) セクション3(14:00~15:20) セクション4(15:20~16:40) |
※講演内容および講演時間は変更となることがございます。予めご了承下さい。
※講演内容の録画・録音・撮影は禁止しております。予めご了承下さい。
※万一、本イベントが開催中止もしくは何らかのトラブルにより開催が中断・継続不可となった場合はご容赦願います。
※弊社と同業者ないしはソフトウェアに直接関係しないお客様の参加はご遠慮いただいておりますのでご了承お願い申し上げます。
※メールアドレスは必ずご所属先のアドレスにてお申し込みください。
フリーやプライベートのメールアドレスからお申込みいただいた場合は弊社から確認のご連絡をさせていただきます。
※複数名で聴講いただく場合でも、聴講いただくすべての方の参加登録が必要となります。
※事前接続確認は上記より実施ください
※接続確認のトラブルに関するFAQはこちらをご確認ください
このイベントは終了しました。
多くのお客様にご参加いただき誠にありがとうございました。