System Simulationを実現するためのFEMセミナー (名古屋開催)
System SimulationとFEM、この2つはCAEにとって大切なツールです。別々に考えられることの多い両者ですが、本来はお互いに必要な存在でなければいけません。フロントローディングやVプロセスに見られるように概念設計としてSystem Simulationから入り、詳細設計でFEMを適用する流れはできあがりつつあるように思います。一方で、 System SimulationにとってのFEMもまた、必要な存在であるにも関わらず、垣根が高くみえがちで今ひとつ活用されていないように思います。弊社ではこの流れもまた重要であると考えます。決して難しく考えずこのセミナーをきっかけにFEMの活用法を一緒に考えてみませんか?
まだまだ完成形とはいえませんが、弊社が考えるトータルソリューションの一片をご紹介したいと思います。
日時 |
2014年10月09日(木) 13:30~17:00 (受付13:15~) |
場所 |
バーチャルメカニクス セミナールーム |
費用 |
無償(事前登録制) |
定員 |
12名 |
対象者 |
System Simulation を業務としている方 |
内容 |
FEMの活用例① コンプレッサー弁剛性 コンプレッサーにおいて効率は重要な評価ファクタの1つです。効率へ影響を及ぼす要因は多く考えられますが、ここでは吐出弁の影響を詳細に検討します。より”リアル”に吐出弁の動きを考えた時、効率への影響はどのくらいあるのか。FEMにより求めた吐出弁の剛性をSystem Simulationに反映していきます。
FEMの活用例② ベアリング剛性 ここではとてもシンプルなモデルを考えます。ベアリングはよくバネ定数として表現されます。そのベアリング剛性をFEMから求めてみます。さらに、FEMから得られるベアリング剛性をみると非線形性を含んでいるので、非線形振動についても検討してみます。
FEMの活用例③ シール剛性 ゴムシールも単純な線形バネで置き換えられることが多いですが、本来ゴム特性は単純ではなく、非線形性や粘弾性を含んでいます。よりリアルな特性を含むことができれば、さらに実際に近い挙動を表現することができるのではないでしょうか。シンプルなシール部品を通して、ゴム特性を考慮する1つの方法を示します。
FEMの活用例④ ギア剛性 ギアは正常な状態で噛み合っていても振動や騒音が発生することがあります。この原因の1つに歯のたわみがありますがこの影響を考慮するためには噛合い剛性が必要になります。噛合い剛性をどう求めたらよいのか、についてFEMにより求める方法を紹介します。
MORについて 弊社開発のMORを使用したFEMとSystem Simulation の連携についてご紹介いたします。MORは有限要素マトリクスを縮退化し状態空間モデルに変換するツールです。これにより実形状によるモードをSystem Simulationに取り込み考慮することができます。 |
※同業者の方のご参加はご遠慮頂く場合もございますので予めご了承下さい。
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