3次元の
スキャニングは、生物医学のアプリケーション(CTスキャン)や、現存の物体の分解工学で
(その特性を研究し、デザインを改良するために)使用されています。
物体を
スキャンするとき、最終結果は面上のポイントの集合となります
(十分な密度があり、ノイズを除去したとみなします)。
この物体に対して有限要素解析を行うときには、その内側が明確に外側と分かれている形状モデル(離散化したもの)
を得るために、この点群が処理されなくてはなりません。
物体の正確な形状を得るためには、凸包から一部分を自動的に"彫刻(スカルプティング)"する処理を行います。
最終的な物体は、スキャンされた入力ポイントを頂点に持つ三角形のサーフェスメッシュとして記述され、
STLファイルで保存できます。
この
オプションはADINA8.6で使用できます。
STLファイルは、ADINA User Interfaceで読み込むことができ、要求どおりの粗密を持つ
3D四面体有限要素を得られます。( 2008 12/15のニュースを
ご覧ください)

図1. 入力:スキャンデバイスからのポイントが密集しています
図の上にマウスを置くと詳細が見られます。

図2. 出
力:STLフォーマットのファイル(ADINA User Interfaceで読み込んだものです)
図の上にマウスを置くと詳細
が見られます。
現存の
インターフェースに加えて、スキャンした物体を解析するために、
点群ファイルをSTLファイルに変換するADINAのオプションも重要な機能の一つです。
キー
ワード :
Stereolithography、STLファイルトランスレーター、CADインポート、
ラピッドプロトタイピング、点群、スキャンデータ
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