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◆FSI Analysis of Abdominal Aortic Aneurysms       
腹部大動脈 瘤のFSI解析      

ADINA FSIは多くの生物医学エンジニアリングの研究に広く用いられています。ADINA FSIの機能では、Navier-Stokes流体はソリッドと構造の小/大変形機能と完全連成しています。応用の一分野には血液と動脈組織間の流体−構 造連成の研究があります。

BioMedical Engineering OnLine 2005, 4:64にて発表された論文"Fluid-structure interaction in abdominal aortic aneurysms: effects of asymmetry and wall thickness" では、血液とフレキシブルな動脈壁間の過渡的な連成を予測するための腹部大動脈瘤についてのFSI解析について述べられています。異なる幾何学形状 (動脈瘤の非対称性)と壁の厚さによる動脈瘤破裂のリスクへの効果を検証するために、ADINAを用いて動脈壁の応力が予測されました。

下のFigure1(a)は、内部の流体−構造流体境界を含む流体(茶色)とソリッド(青)領域です。(b)は様々な厚さを持った壁のソリッド領域です。 Figure2は動脈瘤の変形を示していて、(a)は均一な厚さの(b)は様々な厚さの動脈壁です。赤いメッシュは変形前の元の動脈壁を表しています。

この研究ではADINA8.0が使われましたが、これは3年以上前にリリースされたものです。さらに強力なADINA version8.3が最近リリースされました。

詳細は論文の全文で参照できます。
http://www.biomedical-engineering-online.com/content/4/1/64

ADINAで使えるFSI機能についての簡単なサマリーは以下にあります。
http://www.newtonworks.co.jp/adina/adinashowfsi050729.htm




Figure 1: 動脈瘤のCADジオメトリ−





Figure 2: 動脈瘤の変形 



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