k-ε乱流エキゾーストマニホールドモデルを例にあげます。(上
の図に示されています)このモデルでは、約150万3D要素で定常流体の解析をしていますが、メモリ2GBのシングルプロセッサーPCを使用して解析時間
はわずか53分です。
解析手法の堅牢性もまたあがったので、ソルバーパラメーター(緩和係数や収束トレランス)はデフォルトのままでほとんどの解析が流れます。
ソルバーの効率性をさらに説明します。2004年
9/28、2006年7/15のニュースにも記載した、定常のマニホールドと転回ダクトの解析時間と使用メモリを以下のグラフに示しています。グラフの解
析で使ったのは、$2,000以下のシングルプロセッサー3.2GHzのPCです。マルチプロセッサーマシンを使うことで、解析時間はさらに短縮されま
す。
CFD解析の効率性が上がったことは、もちろん、ADINAによる複雑なFSI問題
の解析にも大いに役立つでしょう。