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◆ Stress Analysis of Internal Fixation of Long Cortical Bone Fractures
長 い皮質骨骨折の内固定の応力解析

骨折時の金属板による内固定は、機械学から生物学へのプライオリ ティーの変化に伴ってこの10年で進化してきました。内固定は、連続的な剛性を復元し、痛みを取り除き、初期の動きを可能にしなくてはなりません。従来の 金属板はとても硬く、骨を保護しすぎてしまい、金属板の圧迫を受け骨減少症(骨のミネラル密度の低下)を引き起こしてしまいます。金属板とねじの新しいデ ザインで求められることは、板と骨間での少ない接触と、板圧迫下の血流をよくすること、それによって治癒力が高まることです。



ニューヨーク市立大学での研究において、適切な内固定デザインに重要な物理的ファクターへの識見を得るためにADINAが使われました。4本のねじと1枚 の金属板、2本に折れた皮質骨から成るアセンブリの有限要素モデルが構成されました。(上の写真をご覧下さい)モデルの複雑さは金属板と骨、骨とねじ、そ してねじと金属板の間に接触を含むことにあり、これによって、解析は非線形となります。離散化したジオメトリモデルは
容易な修正が可能です。そして市 場で使える、異なる金属板のデザインに適応されます。


            
境界面の組織の発達を決定する骨のインプラントのマイ クロモーションを含む解析によって、変形と応力の結果が得られます。周期的外部荷重と静的な引っ張りの前負荷を含む、異なるタイプの荷重について解析は行 われます。 金属板の中心で曲がったモデルの一部分を上のムービーで示しています。             

これらの結果は骨折時のより良い内固定方式をもたらすでしょう。


ニューヨーク市立大学G. Gailani氏、 A. Sadegh氏の好意によって

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