|
Nastranファイルのインポート、エクスポート
|

|
Nastranのインプットデータフォーマットは有限要素モデルの定義と交換のための標準的なフォーマットとして広く認識されています。またそれは多くの、一般的に使われているプリプロセッサーにサポートされています。
|
上にある例はVolvo
PentaのエンジニアによってADINAの解析のために作られたエンジンブロックモデルです。この解析は彼らの高い業績のうちの一つである、D9-575
diesel engineの設計を成し遂げました。元のモデルデータはNastranのインプットフォーマットで作られ、ADINAユーザーインターフェース(AUI)にインポートされました。解析モデルを完成させるためにいくつかのモデリング作業がAUI上で行なわれました。
|
2004年の秋にリリースされたADINA8.2では、Nastranインプットファイルをインポートする機能を強化するためにかなりの労力を費やしました。通常のNastranインプットデータを読み込む機能に加え、今やADINAは、以下に示している拡張した機能をサポートしています。
|
● |
NX Nastran
3(I-deasとFemapでサポート)を使用した三次元の接触の定義をADINAにインポートすることができます。 |
● |
Nastranファイルからインポートされたシェル要素を、ADINAで三次元要素を作成する閉じた外側の境界条件を形成するために使用することができます。 |
● |
三次元要素にシェル要素を付属させた場合、ADINAはシェル要素を荷重や境界条件を適用することを簡単にする要素の面や節点のセットとして自動的に変換させることができます。 |
|
また、Nastranファイルをインポートすることに加え、ADINAは解析結果を他のポストプロセッサーで読み込むことができる、Nastran
op2ファイルとして出力することもできます。
|
Nastranのインプット・アウトプットファイルをサポートする機能を著しく高めたことは、他の多くのモデリングや
CADシステムのプリ・ポストプロセッサーと共にADINAの強力な解析機能を使用することを、確実に活発にすることでしょう。 |