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 ADINAショーケース
 
 ◆Robustness of ADINA in Nonlinear Solutions
非線形解析におけるADINAの強健さ


非線形解析におけるADINAの強健さ

強健さは非線形解析で要求されるものの中では重要です。強健な解析コードに必要とされる条件の1つとして、解析するものが粗いメッシュであるときでも現実的な解を得ることができるということ挙げられます。エンジニアリングの実務として、粗いメッシュの使用は、特に非線形の解析の場合には、近似解に速く結びつくべきです。単に現実的な解を得るためにメッシュで実験する必要性はほとんどないでしょう。もちろん強健な解析コードで、より細かいメッシュを使用することは常により正確な解を与えます。

この単純な例の解は、非線形解析でのADINAシステムの強健さを実証しています。上記の粗いメッシュと細かいメッシュを使用したアニメーションでは球状のシェルは剛体面でゆっくり圧縮されます。静的解析では、接触、シェル要素および荷重−変位のコントロールの使用を要求されます。

下の図は、両方のメッシュで得られた荷重−変位曲線を示しています。粗いメッシュは、モデルの剛性の変動が大きいことを示しています。これらの変動は有限要素モデルのメッシュの粗さ、すなわちモデルの剛性に影響をもたらす、接触しに行く、または接触から外れるいくつかの節点によります。レスポンスの性質により、力に基づいた荷重の挙動は使用しませんでした。代わりに、崩壊解析のために一般に使用される荷重−変位コントロールアルゴリズムを使用しました。また、それは粗いモデルの静的で複雑なレスポンスを得ることを成功させました。

同じくADINAの強健さが流体の流れおよびFSI解析に表れていることを思い出してください(前のADINAニュース参照。New FCBI Elements for Fluid Flow、Turbulent Pipe Flow)。このような解析では、最初に粗いメッシュを使用することで、速く解析を終了させ、合理的なレスポンス予測を得られるということがさらに非常に重要であるでしょう。ここに示された静的シェル解析のようにこの粗いメッシュでの解が計算された後、メッシュは解析の目的によって細かくされるかもしれません。


 
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