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 ADINAショーケース
 
 ◆Simulation of Buckling of Bridge Braces
   -- the San Francisco-Oakland Bay Bridge
橋の支柱の座屈解析--サンフランシスコ、オークランドブリッジ

約10年前に、カリフォルニア運輸省(Caltrans)はカリフォルニアにある有料橋の耐震装置の近代化プログラムを始めました。目的は、強い地震に関連した損害を受けたカリフォルニアの主な有料橋の脆弱性を決定し、地震が起きた際の安全性を改善する装置の近代化を設定することでした。ADINAは、この装置の近代化プログラムの中でCaltransおよび契約者によって十分に使用されています。

橋の解析での非常に重要な役割は橋の構造(サンフランシスコ-オークランド湾ブリッジの写真は下にあります)中の支柱をモデル化することです。リベットを打ち込まれた部材で構築されている典型的な支柱は研究所でテストされました。橋の構造ではそのような支柱が多くあるので、典型的な支柱の単純で有効的な有限要素モデルを確立することは必要とされてました。



下記では、簡潔にADINAの曲げ−たわみ梁要素を使用した支柱の挙動のモデル化と立証を記述します。(協力、SCソリューション:カリフォルニア)
 ADINAのこの機能は、橋の非線形解析に大変重要であることが判明しました。

立証研究については、軸力と曲げ応力にさらされた支柱が、シェル要素とADINAの曲げ−たわみ梁要素で詳細に簡易的にモデル化されました。下の図は、いかなる実際の精度も失わずに支柱を表わす自由度を徹底的に縮減すること(約15,000から約50まで)が、ADINAの曲げ−たわみ梁要素モデルを使用することにより可能になることを結果の中で示しています。支柱の簡易梁モデルを使用することで計算時間は、十分な精度を維持しつつも徹底的に縮小されます。




さらに、実験から得られた軸力−変位の時刻歴ループは、下の図の中で示されるように、曲げ−たわみ梁要素を使用して得られた多くの結果と比較されました。曲げ−たわみ梁要素は実験とよい相関性があることがわかります。



これらの結論から様々な支柱の細長比を割り出せました。また、このことにより大きな橋の構造の中の支柱のモデル化に対するADINAの曲げ−たわみ梁要素は非常に重要な機能性を持つということが判明しました。
 
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