第13回System Simulation Symposium 開催のご案内

このイベントは終了しました。

多くのお客様にご参加いただき誠にありがとうございました。

2007年より回を重ねてまいりました『System Simulation Symposium』は今年で第13回となり、この7月で弊社は創立20周年を迎えます。この間の日本の製造業を取り巻く環境は、貿易摩擦や政策の不安定な状況の中、『働き方改革』とは言うものの、電動化対応、仕向け地対応、法規対応はもとより、ADASや自動運転の開発リソースへのシフトで、現場のエンジニアの方々は多忙を極めているのが現状です。制御と統合された付加価値のある高度な商品開発において1DCAEの重要性はさらに高まり、これまでも本シンポジウムで有意義な活用法を講演いただいてまいりました。最近では1DCAEと統計的なアプローチを組み合わせた手法を活用して問題解決に取り組んでいる企業様も増え、成果につながる事例も増えてきたと実感します。今後も「System Simulation Symposium」を通して皆様による取り組みや挑戦を共有いただく事で、微力ながら皆様の発展に貢献していく決意です。

今回は、基調講演に広島大学 感性イノベーション研究推進機構 農沢先生をお迎えし、「脳科学に基づく感性イノベーションとモノづくり」と題した国家レベルでの最先端の研究を講演いただきます。感性に対応した『ものづくり』への期待は高く、そのメカニズムの解明は非常に難しいとされておりますが、最先端の研究手法を取り入れることで、現在の成果を実現されています。そしてそれらは、エンジニアの方々にとって大きな勇気とヒントになると確信しております。この他にも特別講演、ユーザ様講演など、興味深く貴重なご講演を多数いただける予定です。

※当日は隣接の展示会場にて各パートナー企業様による製品展示を行います。詳しい展示内容はこちらをご覧ください。

※現在満席のためキャンセル待ちにて受け付けしております。

日時 2019年7月12日(金) 9:50~18:00(9:30開場)
場所 東京コンベンションホール(東京都中央区京橋)
費用 無償(事前登録制)
定員 200名
内容

09:30 開場(受付開始)
09:50 開会挨拶  ニュートンワークス株式会社 代表取締役社長 和久井 伸栄
10:00

【基調講演】 脳科学に基づく感性イノベーションとモノづくり
       ~感性・知覚の可視化とその社会実装~

広島大学 感性イノベーション研究推進機構 機構長 農沢 隆秀 先生
(マツダ株式会社 技術研究所 技監)

広島大学COIでは、最新の脳科学による感性・知覚の可視化を進めている。人の“ワクワク感”等の感性や知覚をリアルタイムに可視化できれば、多様な感性を類型化するユーザーモデルと組み合わせて,個人の感性に対応した『ものづくり』が可能になる。この取り組みについて紹介する。

11:25

【開発動向】
System Reliability Analysis and ESI's Hybrid Twin

ドイツESI ITI社 Head of Center of Competence for System Simulation Andreas Abel 様

Hybrid twin addresses needs for monitoring, diagnostics and predictive maintenance. With the System Reliability Analysis (SRA) capabilities in systems can be modeled as designed (nominal), but now also as built or as operated with deviations from the intended behavior due to manufacturing tolerances, wear and breakdowns. SRA allows to automatically create these non-nominal models and run analyses on them.

12:00 昼休み(お弁当をご用意いたします) ※展示
13:00

【事例発表】
宇宙機推進系システムの故障診断技術におけるSystem Simulationの適用事例

宇宙航空研究開発機構 能美 亜衣 様

高い信頼性を求められる宇宙機システムにおいて宇宙機の状態を把握することは重要な課題であり、JAXAではモデルベース技術を用いた宇宙機の故障診断技術の獲得に取り組んでいる。本講演ではSystem Simulationによる宇宙機の推進系システムの故障診断技術への適用事例を紹介させていただく。

13:30

【事例発表】
シミュレーションを活用した開発生産性向上の取り組み(仮題)

東芝テック株式会社  鈴木 康裕 様

当社製品群の共通要素として不可欠なギア駆動について、設計者が抱える課題を解決するために1D-CAEモデルの活用を開始した。推進部門と設計部門が連携し設計スタイルの改善と体制構築に取り組む活動事例を紹介する。

14:00

【事例発表】
GKNドライブラインジャパンにおける1Dシミュレーション活用の取り組み(仮題)

GKNドライブラインジャパン株式会社  矢口 裕 様

近年の車両システムの複雑化を背景に、1Dシミュレーションの需要が高まっている。こうした中で、GKNにおいても1Dシミュレーションを開発業務に取り入れている。本発表ではGKNにおけるシミュレーション活用の取り組みを一部ご紹介する。

14:30 休憩 ※展示
14:50

【海外事例】
Integrated Simulation Toolchains embracing System Simulation

ドイツESI ITI社 Solution Marketing Manager for System Simulation Thomas Hofmann 様

SimulationX 4.0 comes with a new graphical user interface (GUI) for highly efficient workflows and easy access to the functionalities required for each task. New features and libraries, such as for vehicle dynamics or Bowden cable analysis, offer powerful tools for new applications. Combining system simulation with further methods, such as finite elements, enables efficient analyses with individual levels of detail.

15:20

【事例発表】
エレキ・メカ・ソフトの統合シミュレーションを活用した次世代ブレーキシステム開発への挑戦

株式会社アドヴィックス  高橋 淳 様

衝突被害軽減ブレーキに対応した次世代ブレーキシステムにおいては、安心・安全・快適の観点から静粛性と応答性が求められている。本発表ではエレキ・メカ・ソフトの統合シミュレーションを活用し、設計初期からNVHと応答性の予測が可能なブレーキシステムモデルの開発について紹介する。

15:50

【事例発表】
1DCAEと大空間でのパラメータ設計と品質工学(仮題)

サワダ技研株式会社  沢田 龍作 様
宇宙航空研究開発機構  角 有司 様

製品開発の生産性向上とロバスト最適化の為に、開発上流での1DCAEと品質工学を活用する設計プロセスの重要性を発信してきた。そのコンセプトの必然性と可能性を説明し、一例として調速機を対象としたロバスト最適化を紹介する。

16:20 休憩 ※展示
16:35

【事例発表】
ねじり振動1Dモデルの活用事例紹介及びMBDフローへの適応

株式会社本田技術研究所  佐川 正記 様

これまで弊社ではねじり振動が原因で発生した様々なNV事象に対し、1Dモデルを用いてメカニズムの解明や対策仕様の検討を行ってきた。本内容では具体的な事例・モデル及びMBDフローの各断面で用いるモデル粒度を紹介する。

17:05

【特別講演】
1DCAEの考え方に基づく音振動設計

明治大学 客員研究員 大富 浩一 先生

製品開発において音振動設計は重要である。構想設計(1D)から音振動を考慮して詳細設計(3D)に繋げることにより飛躍的に音振動性能を向上させる考え方、方法について紹介する。

18:00 懇親会  ※会議終了次第

展示内容はこちら

※講演内容および講演時間は変更となることがございます。予めご了承下さい。
※弊社と同業者ないしはソフトウェアに直接関係しないお客様の参加はご遠慮いただいておりますのでご了承お願い申し上げます。

※現在満席のためキャンセル待ちにてお申し込みを受け付けしております。ご了承下さい。

このイベントは終了しました。

多くのお客様にご参加いただき誠にありがとうございました。

お問合せ先

ニュートンワークス株式会社 マーケティンググループ

TEL:03-3535-2631

E-Mail:info@newtonworks.co.jp