1Dブレーキシステムモデル

概要

油圧回路モデルをベースにしたSimulationXのモデルは、「計算・解析可能な回路図」 になります。ポンプや逆止弁、方向制御弁、リリーフ弁、オリフィスなどが要素化されていますので、油圧回路図を書くようなイメージでモデルを作成することができます。

キャリパーから車両までは、タイヤ要素やマス、摩擦要素を用いて表現しています。キャリパー要素には圧力と摩擦力の変換式が組み込まれており、油圧とメカを繋げる働きを有します。

タイヤ要素にはスリップ率と摩擦係数の関係が定義されており、車速と車軸の速度差からスリップ率を算出することができます。

フローチャートの制御ロジック(State Chart)の作成は、SimulationXのカスタマイズ機能Type Designerを使用することで作成可能です。

油圧回路と駆動部に加え、コントローラーを組み合わせてABSが動作するモデルの作成例です。

タイヤのスリップ率からキャリパー圧の増減を制御している様子が確認できます。

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