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◆Simulation of Aortic Valve
 
大動脈弁のシミュレー ション

レオナルド・ダ・ヴィンチの時代以来、大動脈弁の葉状部の後ろの窪みが渦を引き起こし、小さな逆流圧力を伴って弁が閉じるのを助け ると認識されて来ました。

この例では、ADINAで大動脈弁のモデル化を行ないます。大動脈そのものと弁は2Dの平面ひずみメッシュによって表現されています。14mmHgの正弦 圧力が心室の面に適用されています。血液は4.6CPの粘性を持った微圧縮性ニュートン流体として扱われ、37℃における180/sの実験的に決定された せん断速度とおおよそ一致しています。葉状部と大動脈の両方は等方性のNeo-Hooken大変形ソリッドとして50kPaの定数でモデル化されていま す。解はADINA-FSIによって得られました。

両方の構造はきわめて非等方性であることがよく知られていますが、平面ひずみの例は液中の二つの心臓内葉状部の接触という難しい問題を効果的に処理する方 法を示しています。

問題提供 ワシントン大学 Daniel Einstein博士



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