CAD/CAE INTERFACES

2012.04.19

ADINAシステム は、 すべてのプリソリューションモジュールの為の プリ-ポストプロセッシング(the ADINA User Interface)機能を含む 完全なシステムを提供します。 しかしながら、ADINAで解析するための有限要素モデルを迅速に作成のに、 他のCADやモデリングシステムに慣れ親しんでいるユーザー様のために、 以下のシステムで効果的に使用できるインターフェースを提供します。

Interface Description
Parasolid Parasolidカーネルに基づいたADINAモデラー(ADINA-M)は、 NX (Unigraphics)やSolidWorks,SolidEdgeのようなParasolidベースの CADシステムのためにインターフェースを提供します。
IGES IGESインターフェースは、ダイレクトインタフェースが現在利用できない (例えば、CATIA)CADシステムからのジオメトリのために主に使用されます。
Open Cascade Open Cascadeカーネルに基づいたADINAモデラー(ADINA-M)は Open CascadeをサポートしているCADシステム(例えば、FreeCAD, CAD Exchanger, Datakit) のためにインターフェースを提供します。
STL スキャンされた3-D画像やCADオブジェクト(AutoCADからなど) から得られたSTLファイルをADINAへインポートできます。
Point Cloud ADINAは、3次元スキャンした結果の点群データをインポートし、 さらなる処理のためにSTL形式で保存することができ、Solidオブジェクトを作成します。
I-DEAS NX I-DEASの有限要素モデルをADINAプログラムを使用して解析のために変換されます。 ADINAの結果は、ポストプロセッシングのためにI-DEASデータベースに戻って変換されます。
Femap Femapの有限要素モデルは、ADINAの構造、CFDやFSIプログラムを使用して、 解析のために変換されます。解析結果は、Femap neutral file 形式で 見ることができます。
NX NXは、ADINAのためのプリとポストプロセッシング環境として使用することができます。 NXで生成されたモデルは、ADINAにNastran形式でインポートすることができ、 ADINAの結果は、UNVファイル形式で、ポストプロセッシングのためにNXに インポートすることができます。
Nastran Nastranの入力ファイルはAUIへ直接インポートできます。 標準のNastran読み込みに加えて、付加的なNX Nastranのコマンド、 例えば、3D接触定義もサポートしています。 特別な機能は、モデル上で追加の荷重および境界条件の適用がより容易にするために 用意されています。ADINAの結果は、他のシステムによるポストプロセッシングのために Nastran op2ファイル形式で出力することができます。
EnSight AUIから、ADINAの構造またはCFD解析から得られた結果は、EnSightケース形式で エクスポートすることができます。ユーザーはCase filesをインポートすることによって、 EnSightのポストプロセッシング環境でこれらの結果を表示することができます。
モデル作成はI-DEAS,ソルバーはADINA,ポスト処理はADINA

ADINAのプリ-ポストプロセッシング オプション

ADINAユーザーインターフェース(AUI)は、すべてのADINAソリューションモジュールのための 完全なプリ‐ポストプロセッシング機能を提供していますが、 サードパーティー製のソフトウェアで特定のタクスを実行できたときに一部ののユーザー のためにそれがより有効的であることを認識しています。 以下では、ADINAのプリとポストプロセッシングで使用できるオプションの概要を提供します。

I-deas/NXを使用したダイレクト・インターフェース

I-DEASユーザーは、ADINAに完全に統合されたインタフェースプログラムが利用可能です。 このインタフェースは、バックグラウンドでADINA解析機能を使用している間、 ユーザーはI-DEAS環境内のすべてのプリ及びポストプロセッシングのタスクを実行することができます。 上図は、I-deasで作成され、ADINAで解析したモデルの簡単な例を示しています。 ADINAの結果は、ポストプロセッシングのためにI-DEASデータベースに戻されます。

Nastran Input

他の有限要素モデリングソフトウェアに接続するためのADINAの重要な機能の1つは、 Nastranのファイル形式を経たADINAへのファイルのインポートです。 ユーザーが別のプログラムで有限要素モデル(例えば、NX、Femap、ANSA、HyperMesh)を作成し、 Nastranのファイルにモデルをエクスポートすることができます。 AUIは自動的に荷重および境界条件が適用される領域を作成するためのツールでNastranモデルファイルを インポートすることができます。 構造解析に加えて、NastranのモデルもCFDとFSI解析のためにインポートすることができます。

Geometry Input

ADINAモデラー(ADINA-M)は、多くのCADシステム、例えば、NX、SolidEdge、SolidWorksで 使用されているParasolidの幾何形状モデリング・カーネルに基づいています。 ParasolidベースのCADシステムで作成されたジオメトリが簡単にADINA-Mで読み取ることができます。 有限要素モデルは、AUIでParasolidのジオメトリを使用して作成されます。

Parasolidモデル・ファイルを出力しないCADシステムについては、 ジオメトリはIGESファイルによってADINAにインポートするができます。 さらに、サーフェスで構成されるIGESモデルは、 ADINA-Mでサーフェス縫合によってソリッドモデルを作成するために使用することができます。

Results Output

ADINAの構造解析の結果は、Nastran OP2またはI-DEAS ユニバーサルファイルで出力することができます。 それゆえ、ADINAの結果は、これらのフォーマットのどちらかをサポートしているNX,Femap, mETA, or FEMFAT などの 色々なポストプロセッサーで結果処理するこができます。 モデルは、AUIを用いて作成されたか、別のプリ・プロセッサからインポートされたかもしれないことに注意してください。 下の図は、このページの上部で示しているI-DEASモデルと同じで、 Nastran op2のファイル形式で出力されたADINAの結果を使用してFemapでポスト処理されています。

ADINAの解は、OP2ファイル出力を介してFemapでポスト処理しています。

EnSight Output

非常に大きなモデルの結果を視覚化プログラムで見ることはしばしば効果的です。 最近、EnSight形式にADINA CFDと構造解析結果の出力を追加しました。 (2008年2月15日のADINA Newsを参照してください) また、モデルはAUIを用いて作成するか、もう一つのプリプロセッサからインポートすることができます。

オープン・システムを提供するこによって、 モデルを作製したりポスト処理するための最高のツールを使うことができるということが、 ADINAの発展の重要な目標です。

キーワード

CAD、CAE、メッシング、形状、ソリッドボディー、トポロジー表現、フィーチャー修正、 微小フィーチャー、マルチフィジクス