非線形解析フォーラム2016 展示コーナーご紹介

当日の展示コーナーをご紹介します。発表会場に隣接しておりますので是非お立ち寄り下さい。
展示内容の概要は画像からのリンクで確認いただけます。

展示イメージ ADINA NewtonSuite 品質工学 大学

ADINAサポート&サービス

ADINAサポートセンターの取組み

お客様のご意見を伺い、ADINAをより良いツールに育てる取組みを続けて参ります。「ご要望ボックス」を用意しますので、ご要望(新機能、機能拡張、改善)をお聞かせ下さい。また、最新機能と弊社のリクエストの取り組みを紹介します。

ADINA事例紹介

ADINAを使った接触を含む非線形解析事例を中心に紹介します。強力な接触機能、大規模対応(非線形解析に対応した反復ソルバー、直接法ソルバーのSMPスケーラビリティ)、バッチシステムを使った解析運用についても紹介します。

ボルト解析事例

当社で開発したBoltApp(ねじ山メッシュ作成プログラム)を使ったボルトの解析事例を紹介します。(塑性域締め付け、トルクと軸力、緩み解析、ネジ部谷底の応力)また、実製品のボルト周りの不具合対策には、パラスタが必要になるケースも多くあります。パラスタの事例も紹介します。

ニュートンワークスの受託解析

新しい解析テーマに取り組みたいけど、ルーチンの解析でなかなか取り組めないといったことはありませんか?当社ではルーチンの解析やメッシュ作成のアウトソーシングを行っております。また、新しい解析テーマに取り組む際に相談相手がいなくて不安といった場合もご相談ください。当社にて解析を行い手法をお教えするサービスやお客様と問題を共有し一緒に解決していくサービスもございます。

NewtonSuite&取扱製品

RSCalc / OilFilm

シールの漏れやしゅう動抵抗を計算するRSCalcに加え、この度薄膜の流体潤滑を計算するOilFilmをリリースしました。OilFilmはジャーナルベアリング、スラストベアリングの膜圧、流れ、しゅう動抵抗、表面テクスチャリングによる動圧効果を求めます。各例題をもとにOilFilmの機能と運用を紹介します。

eSeal

シールの接触計算用に開発したeSealですが、それ以外の2次元で表せる解析にも使えます。(軸対称問題:回転を含まないボルトの解析、シャフトと歯車のはめあい、平面ひずみ問題:板バネ等)電卓のような感覚で設計の方に非線形解析をお使い頂くことが可能です。

MOR

MORはFEMの動的情報を縮退し、SimulationX(1D CAE)に転送することができます。SimulationXの歯車エレメントと併用することで、FEMでは困難な歯車の動解析が効率的に行うことができます。

MyROT / JB

ジャーナルベアリング計算ツール(OilFilm)で計算したすべり軸受け特性結果をMyROTへインポートして、すべり軸受特有の安定/不安定の解析が可能です。トラッキングソルバーによりモードを追跡し効率的な結果評価が行えます。タービン機器などの解析に効果的です。

OPTISHAPE-TS

構造最適設計ソフトウェア OPTISHAPE-TSは、設計者が求める機能と形状を橋渡しするツールです。 各部品に求められる 剛性・ 質量・体積などの機能を満たす形状を自動的に計算してくれます。静解析だけでなく、振動特性、熱特性などにも適用可能です。

S-Generator

OPTISHAPE-TSで得られた結果形状に基づいてCADデータを構築します。今まで設計者が解析結果からイメージしてCAD形状を作成していた作業を、S-Generatorは大幅に効率化します。

品質工学&1DCAE

ニュートンワークスの新たな取組み「誤差を考慮したパラメータ設計」

時間をかけて作成したFEMモデルを設計で最大限に生かしてみませんか。
実際のものづくりにおいては、様々な外乱や誤差に対しても性能を満たすことが要求されます。したがって、シミュレーションにおいても、誤差を考慮して設計パラメーターを決定していくことが不可欠といえます。パラメータスタディはシミュレーションの得意とする所ですが、やみくもに行うのは効率的ではありません。効率的に評価、分析する上でタグチメソッドを用いたパラメータ設計は有効な手段です。
ニュートンワークスはADINAと品質工学の代表的支援ソフト「JUSE-StatWorks/V5」が連携できるようにインターフェース「QEmaster」を開発しており、これによりADINAによるパラメータ設計が効率的に実現できます。

SimulationX

3DCAE-1DCAE連成によるシステムシミュレーションのアプローチをご紹介します。(ご紹介事例:非線形FEM解析による形状依存剛性変化、シール材の粘弾性特性抽出)

大学研究&事例発表

展示テーマ 鋼構造建築物の溶接接合部およびボルト接合部に関する構造解析事例

当研究室では、研究ツールとして載荷実験と有限要素解析を併用しています。構造解析事例として、①溶接とボルトを混用したH形断面梁端接合部の応力伝達機構、②溶接による角形鋼管柱端接合部の破壊性状、③ガセットプレートを介したボルト接合部の有効断面評価、④異径角形鋼管を中継するダイアフラムの面外曲げ変形挙動の4テーマを取り上げ、実験結果との対応や解析結果の活用方法について動画などもまじえてご紹介します。

展示テーマ 貯水槽や液体輸送トレーラーにおけるスロッシング現象に関して

スロッシング現象により、貯水槽の破壊や車両積載タンクの発進・停止時により意図せずに動く現象等が報告されており、タンク内の波の制御の解決は不可欠である。そこで、両者のスロッシング現象を振動実験と数値流体解析により比較・検討を行った。まず貯水槽においては、制振装置等を設置することで減災対策の一つとなることを、次に車両積載タンクにおいては、輸送の安全性の向上と燃費の向上が計れることを報告する。

展示テーマ 冠動脈ステント及びステントレス僧帽弁の有限要素法を用いた性能評価に関する研究

早稲田大学梅津・岩﨑研究室では先端医療機器の開発、及び安全性・有効性の評価法の開発を行っている。医療機器の中でも心疾患に用いられる冠動脈ステント、及び榊原記念病院と共同で当研究室が開発している腱索機能を有するステントレス僧帽弁について、ADINAによる生体環境を模擬した数値解析シミュレーション手法の構築、またシミュレーション結果と実試験との比較により明らかにした耐久性能、力学特性について紹介する。