電動化と自動化によるブレーキ要件/利用の変化にCAEで貢献する『これからのブレーキNV設計の有り方 検討会』【会場開催】

このイベントは終了しました。

多くのお客様にご参加いただき誠にありがとうございました。

クルマの電動化/自動化に向けた動きが加速する中で、摩擦ブレーキに求められる要件は大きく変化することが予想されます。そのため、振動騒音(NV)、制動力、乗り心地、摩耗などのブレーキに関わる要件を複合的に、今よりも広い設計空間の中で考えることが重要になっていくと考えています。

さて、ブレーキ鳴きなどのNV課題はこれまでに多くの企業や大学等で研究されており、複素固有値解析に代表されるCAE技術そのものは真新しいものではありません。しかしながら、今後のブレーキ要件/利用の変化に対して、既存のCAE技術をそのまま使っていく事が出来るのか?使っていくとしてもどのように発展させて使っていくのか?については、不安や課題を抱えているのではないでしょうか。
また、回生ブレーキとの協調による、摩擦ブレーキの使用頻度の変化から、NV設計の重要性・優先度についても変化が生じるかもしれません。このように大きな変化を伴う状況において、これからのブレーキNV設計のあり方を様々な観点・視点から考える必要性が高まっているように思えます。

そこで、今後のブレーキNV設計のあり方を考え議論する場として、本検討会を企画しました。ブレーキNVへのCAE活用を先進的に取り組まれている企業の方々をお招きし、事例紹介のご講演をいただきます。是非この機会にご参加いただき、これからのブレーキNV設計や対策CAEの有り方について皆様と活発な議論が行えますと幸いです。

※質疑応答や総合ディスカッションの時間を長めに設定しております。
 「検討会」の趣旨をご理解いただき、ディスカッションへの積極的なご参加をお願いいたします。
※当日および後日の予稿集配布は行いませんのであらかじめご承知おきください。
※当日のWeb配信は行いません。会場参加のみとなります。

日時 2024年9月3日(火)13:30~16:40 ※13:15より受付開始
 申込締切日:2024年8月28日(水)15:00
場所 AP東京八重洲 10階 Y2ルーム(東京駅 八重洲口下車 徒歩7分)
費用 無料(事前登録制)
定員 30名
内容
13:30-13:35 開始挨拶
13:35-14:20

◆変革時代に対応する日立AstemoのブレーキNVに関する
 シミュレーション技術の紹介

 日立Astemo株式会社 井上 映 様

自動車用ブレーキにおけるNV改善は今日でもブレーキ設計における最重要課題のひとつである。その対象はコンベンショナル製品のブレーキ鳴きやジャダーのみならず電動ブレーキアクチュエータによる作動音や異音など多角化している。BEV化の潮流における自動運転、車両暗騒音減や車重増などの外的要因はブレーキNVを取り巻く環境を大きく変化させており、現在および将来課題の両者に対処するためにはシミュレーションツールの積極活用が必須となっている。本講演では1D/3D/データサイエンス等の技術を活用した鳴き予測、最適化、連成解析によるギヤノイズ評価等の取り組み状況について紹介する。

14:20-14:30 休憩
14:30-15:15

ディスクブレーキ鳴き解析の精度向上取り組みについて
 ~音響シミュレーションとアレイマイクによる音源探査、
  パッド摩耗考慮による影響~

 日清紡ブレーキ株式会社 棚町 脩平 様

電動化が進み自動車の静粛性要求が高まる中、シミュレーションを活用した鳴きの予測や対策は重要なテーマである。我々は、ブレーキ鳴き解明の一助として一般的に用いられている複素固有値解析の精度向上を追及している。1つは、音響シミュレーションと組合せアレイマイクによる音源探査で検証することであり、もう1つは、パッドの摩耗シミュレーションと組合せ、摩耗を再現する事である。本報告では、これらの事例を紹介する。

15:15-15:25 休憩
15:25-16:10

◆摩耗と鳴きの評価に関する取組みと関連ツールのご紹介
 ニュートンワークス CAE総合開発センター

摩耗分布や面圧分布の経時変化を簡易的に予測する手法(開発中)とそれをブレーキ鳴き評価に応用した検討例をご紹介します。また、関連するCAEツールについても併せてご紹介します。

16:10-16:40 総合ディスカッション

 ※本セミナーはお客様にご来場いただく形式の会場開催のみとなります。

このイベントは終了しました。

多くのお客様にご参加いただき誠にありがとうございました。

※内容および時間は変更となることがございます。
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※本セミナーは日本の製造業のお客様に向けて発信しております。
 弊社と同業者もしくは製品設計・開発に関わりのないお客様の参加はお断りする場合がありますのでご了承下さい。

お問合せ先

ニュートンワークス株式会社 セミナー事務局

TEL:03-3535-2631

E-Mail:nwc-seminar@newtonworks.co.jp