カーボンニュートラルに貢献する『トライボロジーの実用化技術と設計支援計算』セミナー【会場開催】

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多くのお客様にご参加いただき誠にありがとうございました。

本セミナーは、潤滑面の形状や粗さを意識し、特に「摩擦と漏れ、低損失」について着目したものです。例えば、表面テクスチャリングは表面改質技術の1つに位置づけられますが、トライボロジー特性という機能を発現する要因として捉える事ができます。製品の付加価値向上やカーボンニュートラルを実現するという高い目標を達成するためには、経験則や流用設計といった従来の範疇の設計だけでなく、機能開発の中にトライボロジー技術が設計要素として求められてきています。
セミナー前半では、トライボロジーを考えることの価値や重要性に関して、実製品の設計で実用化されているイーグル工業㈱の徳永様をお招きして、トライボロジー実用技術についてご講演頂きます。後半では、表面形状や表面粗さに起因するトライボロジーの物理現象が計算可能なCAEツールとその適用事例を紹介します。

日時 2024年1月24日(水)13:30~16:40 ※13:15より受付開始
 申込締切日:2024年1月19日(金)15:00
場所 AP東京八重洲 7階 Rルーム(東京駅 八重洲口下車 徒歩7分)
費用 無料(事前登録制)
定員 30名
内容
13:30-13:35 開始挨拶
13:35-14:35

◆表面テクスチャリング技術による低損失と高密封性能を両立した
 メカニカルシールの開発と実用化

 イーグル工業株式会社 徳永雄一郎様

本発表では、メカニカルシールの潤滑と密封という相反する機能を両立させることに成功した、メカニカルシールの新技術をご紹介します。当技術は、表面テクスチャリングによる流体潤滑効果を活用し、従来の課題であった極低トルクと高密封性能の両立を実現しています。メカニカルシールの摺動面に流体潤滑機構と密封機構を配置することで、摩擦損失を大幅に低減し、かつ漏れも抑制します。この技術により、摩擦係数を従来対比97%以上低減でき、大幅なエネルギー損失の削減が可能です。また、レーザ加工技術と特殊成型セラミックス技術の採用により、量産への応用も実現しています。当日は、この技術の詳細と製品への適用事例について、ご紹介します。

14:35-14:45 休憩
14:45-15:25

◆トライボロジーシミュレーションツールの紹介
 ニュートンワークス CAE総合開発センター

ラジアルシールの弾性流体潤滑や薄膜の流体潤滑の計算、表面粗さの分析と接触解析の計算ができるCAEツールをご紹介します。機械部品の摩擦特性や潤滑油の漏れは一般的に実験計測によって求められますが、それには計測技術と共に時間とコストが必要になります。そこで、表面形状および表面粗さを考慮した混合~流体潤滑下の摩擦特性(ストライベック曲線)や漏れを数値シミュレーションによって算出するCAEツールを開発しました。

15:25-15:55

◆機械要素のトライボロジー計算
 ニュートンワークス CAE総合開発センター

機械要素(シール・軸受)の摩擦や漏れなどをCAEで予測・評価した事例をご紹介します。表面テクスチャはしゅう動面においてはトライボ特性を支配する主要な因子です。表面テクスチャリングの潤滑特性を評価した例もご紹介します。

15:55-16:20

◆システムの中でのトライボロジー計算
 ニュートンワークス CAE総合開発センター

摺動部の計算で求めた摩擦特性を、システム性能(効率やNV等)を予測するシステ ムシミュレーションに活用する技術を紹介します。MBDや1DCAEにおいて、摩擦はシステムの効率や振動に影響します。速度変化、温度変化のあるシステムの動解析の中で、潤滑特性から求めた摩擦を 使った計算をご紹介します。

16:20-16:30 全体質疑

 ※本セミナーはお客様にご来場いただく形式の会場開催のみとなります。

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お問合せ先

ニュートンワークス株式会社 セミナー事務局

TEL:03-3535-2631

E-Mail:nwc-seminar@newtonworks.co.jp