振動特別講義 アセンブリ構造振動解析の基礎 ~モード解析から部分構造合成法まで~

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多くのお客様にご参加いただき誠にありがとうございました。

NV性能に対する検討がますます重要視され、アセンブリ状態における振動を検討することが設計上でも重要になっています。アセンブリ振動においては部品間の結合部の取扱いがしばしば課題にあげられます。また、設計の効率化において、全体構造を再解析することなく、結合条件や部品を変更したときの振動特性を予測することは重要で、その方法として部分構造合成法が有効です。
本講座では全3回のシリーズの講義で、部分構造合成法の基礎であるモード解析、結合部のモデル化、さらに部分構造合成法の理論とその適用方法の理解を目指します。
アセンブリ構造の振動解析の理解を深めたい方、振動理論を体系的に整理したい方に特におすすめの講座です。

日時 2022年8月24日より全3回のシリーズ開催
 第1回:8月24日(水)13:30 - 16:30
 第2回:8月31日(水)13:30 - 16:30
 第3回:9月08日(木)13:30 - 16:30
場所 オンライン開催(会議ツール:Microsoft Teams)
費用 全3回のセット価格 16,500円(税込)
定員 20名(最少催行人数5名)
対象者 振動の基礎知識がありアセンブリ振動に興味のある方。
内容

【全3回のコース構成】
初めの2回でモード解析理論の復習、解析結果・モデルの評価方法、結合部のモデル化など部分構造合成法の理解に役立つ知識を講義します。3回目の講座では、構造変更シミュレーションおよび部分構造合成法の理論とその適用方法について学びます。簡単な課題に取り組んだり、実験データから振動モードを抽出したりすることで理解を深めます。

〇 第1回 8月24日(水)
 -振動解析の必要性
 -数値モード解析の理論
 -振動測定データからの振動モードの抽出
 -解析結果の評価
  解析振動モードと実験振動モードの類似性評価
 -Q&A

〇 第2回 8月31日(水)
 -解析モデルの評価
  質量・剛性行列に関する直交性評価
  解析モデルの縮小と実験モードの拡張
  感度解析とモデルアップデートの概要
 -結合部のモデル化
  ボルト締結構造
  スポット溶接構造
 -Q&A

〇 第3回 9月8日(木)
 -構造変更シミュレーションの理論と適用例
 -部分構造合成法の理論と適用例
  伝達関数合成法
  モード合成法
 -Q&A

※本講座は、2021年8月25日~9月9日まで開催した内容と同等のものです。

【ご準備いただくもの】
PC、インターネット環境、筆記用具

講師紹介:工学博士 鞍谷文保教授(福井大学)
-略歴-
1982.3福井大学大学院工学研究科機械工学専攻修了
1882.4から1997.3まで兵庫県立工業技術センターに研究員として所属
2008.4から福井大学大学院工学研究科教授(改組により学術研究院工学系部門)、現在に至る
専門は振動工学、特にモード解析を基礎とした製品開発におけるコンピュータ利用技術に関する研究に従事
振動・騒音測定・分析、振動・音響のコンピュータ解析など
所属学会
日本機械学会,日本設計工学会
日本機械学会「自動車を中心とした振動-騒音解析技術に関する研究分科会」主査(2010.4~2012.3)
日本機械学会「試作レス実現のための振動・騒音CAE技術の高度化に関する研究分科会」主査(2012.4~2014.3)
日本機械学会計算力学技術者資格認定事業委員会(振動分野WG)委員(2012.4~)
日本機械学会理事(2021.4~)など、数々の委員会にも所属し主査や幹事を歴任

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※申し込みフォームの受講コースを「アセンブリ構造振動解析の基礎(全3回)」、受講時期「8月」とご選択下さい。
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お問合せ先

ニュートンワークス株式会社 CAE講座受付担当

TEL:03-3535-2631

E-Mail:cae-seminar@newtonworks.co.jp